きもの乃・なかそね

中部出身の唄者たちが、多く衣装を作る着物の老舗。取り扱っている反物のほとんどがうちなー（沖縄）もの。織の種類、柄ともに種類豊富で、唄者たちに贔屓にされるのも納得。だが、その人気にあぐらをかくことなく、伝統柄を生かした新しい形を次々と生み出している。マダムの正装服に、子供用のドレス、そして紅型ブローチ。はたまた、端切れをつなぎ合わせた稽古着まで。着想は普段の生活から得ているそう。「琉球舞踊の四つ竹ってあるでしょ。あの黄色い衣装の柄をね、子供用にピンク地にして、ワンピースに仕立てたの。うちの孫の七五三用に作ったのが始まりよ。このマダム用のコートドレスはね、上着と中のワンピースがセットなの。体型カバーの意図もあって（笑）」。反物屋さんだけあってもちろん細かい生地の違いにも詳しく、悩んでいたら生地、柄、コーディネートの仕方などきめ細やかにサポートしてくれるので、初めての人にもお勧めだ。

お店より一言
40着お揃いできる、男性用レンタル衣装もあります。