うちなーぐち辞典

うちなーぐち辞典

うちなーぐち(おきなわ語)で会話しませんか?
旅行中でもすぐに使える、うちなーぐち411を集めました!

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「あ」行

【あ】

あーけーじゅー
とんぼ
【日本語古語の蜻蛉(あきづ)から。蜻蛉(あーけーじゅー)】
あーさ あおさ(石蓴)
あーむい
泡盛
「あわもり」は日本語の発音。「泡盛(あーむい)」より「酒(さき)」という語を多く用いる。
泡盛といえば、沖縄市には最古の蔵元「新里酒造」があります(コザの裏側 vol.197 泡盛後味研究会)
あがー!
痛いっ
他に、「あっかー」、「あっちゃー」ともいう。
あがり
古くは「ひがし」とも発音。【東(あがり)】
あきさみよー
あれえっ
救いを求める時、悲しい時、驚いた時に発する声。あき、あきとーなー、あぎじゃべ、あきよー、なども同じ意味で他にもバリエーションが豊富にある。
あさばん
昼飯
「あしばん」、「あしー」ともいう。【昔は二食の風あり。昼近い朝食をとった。朝飯(あさばん)】
あじくーたー
味のよいもの
こくのあるもの。
あしてぃびち
豚の足の料理
発音は「てびち」ではなく「てぃびち」。
あじまー
交差した物、所
十字路は「道ぬあじまー」、もしくは「風車(かじまやー)」ともいう。
あたびち
蛙の総称
他に、「あたびちゃー」ともいう。
あちこーこー
飲み物や料理が煮えたばかりのさま
ほやほや。この反対語は「冷(ふぃ)じゅるこーこー」という。
あちさかまらさー
暑がり
「暑さ思(あちさうみー)」ともいう。
あちゃー
明日
首里の発音では「あちゃ」。
あんまー
かあちゃん
おかあ。【阿母(あん)まー】。「お母さん」は「あやー」。【吾親(あやー)】
あんまさん
①気分がすぐれない
②面倒くさい。「あんまさい」はうちなー大和口(沖縄語的日本語)。

【い】

いーちゅー
ちなみに「絹」は「いーちゅ」という。
ゐーっちゅ
いい人
【良(ゐー)っ人(ちゅ)】
ゐーまーる
(労力交換の)結(ゆい)
「ゆいまーる」は日本語「ゆい」と、うちなーぐち「まーる」の混合語。
ゐーりじん
お年玉
【得(ゐー)り銭(じん)】
ゐーりむん
おもちゃ
いーん
①入る
②射る。③言う。
ゐーん
座る
【居(ゐー)ん】。ちなみに「座れ」は「ゐれー」という。
ゐきが
いちち
五(いつ)つ
【五(いち)ち】。「5」は「いちち」ではなく「ぐー」という。
いちゃんだ
ただ
無料。【徒(いたず)ら、が変化し、徒(いちゃん)だ】
ゐっちゅ
酔った人
首里士族の発音は「をぃっちゅ」。酔っ払いは「ゐっちゃー」。
ゐなぐ
ゐぬむん
同じ物
「ゆぬむん」とも発音される。
いめんしぇーびり
いらっしゃいませ
「めんしぇーびり(いらっしゃいませ)」より丁寧。
いゃー
お前
首里・那覇の発音では「やー」は「家」となる。
いり
西
日が「入る+方(へ)]が語源と考えられ、「西(いり)」は当て漢字。
いりむん
入れ物
容器。【入物(いりむん)】
いれー
返事
応答。【応(いら)え、から応(いれー)】
いん
①犬
②十二支の戌。③印。
ゐん

【う】

うかーさん
危ない
をぅかさん
おかしい
うーくい
①「御精霊御送い(うそーろーうーくい)」の略称
②お送り。【御送(うーく)い】
「うーくい」といえばエイサー!⇒エイサー動画
うーじ
(海に棲息する)ウツボ
をぅーじ
砂糖キビ
【荻(ヲギ)から荻(をぅーじ)】
うたいん
歌う
をぅたいん
疲れる
うーとーとぅ
神仏・先祖を拝む際唱える語
【うー尊(とーとぅ)】ちなみに「うーとーとー」は、うちなー大和口。
うぇーきんちゅ
金持ち
うさがみそーれー
召し上がれよ
親しい年上に使う。親しくない年上には「うさがみそーり(召し上がれ)」。
うそーろー
お盆の事
【御(う)+精霊(そーろー)】。お盆を七月(しちぐゎち)というのは俗称。

   沖縄のお盆といえば「エイサー」⇒エイサー関連ページ

うそーろーうーくい
旧暦7月15日の精霊(しょうりょう)送り
【御精霊(うそーろー)+御(う)+送(うく)い】
うそーろーうんけー
旧暦7月13日の精霊(しょうりょう)迎え
【御精霊(うそーろー)+御(う)+迎(んけー)】
うちなーぐち
沖縄語
うとぅ
をぅとぅ
【夫(をぅとぅ)】
うまんちゅ
庶民
多くの人。【御真人(うまんちゅ)。御万人(うまんちゅ)】
うみんちゅー
漁師
【海ん人(ちゅー)】。「魚(いゆ)取(とぅ)やー」ともいう。
海人といえばこちら⇒沖縄市漁業協同組合パヤオ直売店
うゎー
うゎーちち
天気
【上(うゎー)ちち】
うんけー
①「御精霊御迎(うそーろーうんけー)」の略称
②お迎え。【御迎(うんけー)】
うんじゅ
①あなた
②ご自身。③ご自分の体。【御胴(うんじゅ)】

【お】

おーえー
けんか
おーじ
扇(おうぎ)
団扇(うちわ)。【扇(おーじ)】
をーじ
王子
おーるー
しかし、緑色に近い青を指し、純粋の青は「水色(みじいる)」という。
おもろさうし
琉球国最古の歌集
「おもろさうし」というのは表記であり、発音は「うむるそーし」。

「か」行

【か】

かーがー
水・鏡などに映る影をさす。【影(かーがー)】
かーぎ
①容貌。【美人は「清(ちゅ)ら影(かーぎー)」】
②陰。【木陰は「木(きー)ぬ陰(かーぎ)」】
がーじゅー
我の強い者
意地っ張り。【我強(がーじゅー)】
かじゃ
におい
「花かじゃすん」で「花の匂いをかぐ」。「いふーなかじゃすん」は「変な臭いがする」。
かじゃでぃふーぶし
うちなー古典音楽
祝宴最初に歌い踊られる。「かぎやで」は歴史的仮名遣いで発音ではない。
がじゃん
かたかしら
琉球国の成人男性の髪型
【欹髻(かたかしら)】
かたぶい
片方は晴れ、片方は降る夏の雨
【片(かた)降(ぶ)い】
かちゃーしー
三線の速弾き曲
【掻合(かちゃー)しー】。踊りは本来「歩(あ)っちゃ舞(めー)」と言った。
かちゅーぶし
かつおぶし
かばさん
香りが良い
かふー
果報
幸運。首里の発音では「くゎふー」。
かふーし
(年下に使う)ありがとう
【果報(かふー)し】。年上には「御拝(にふぇー)でーびる」。
がま
洞窟
多くは鍾乳洞を指す。鹿児島言葉も「がま」は「洞穴」を指す。
からじ
頭髪
【頭(からじ)】。琉球国の成人女性の髪型をも言う。
かりー
めでたい{縁起の良い}こと
【嘉{佳}例(かりー)】。かりゆし(嘉例吉)は文語で嘉例と同じ意味。
がんちょー
眼鏡
日本語「眼鏡(がんきょう)」を、うちなーぐちでは「眼鏡(がんちょー)」と言う。
かんぷー
琉球国の子ども(男の子)の髪型
成人男子の髪型は「欹髻(かたかしら)」と言う。
がんまり
いたずら
ふざけること。がんまりする者を「がんまらー」という。

【き】

きじむなー
木の精
赤毛で童形の妖怪。「きじむん」ともいう。

【く】

くぃーゆん
越える
【越(くぃー)ゆん】
くぃゆん
くれる
与える。【呉(くぃ)ゆん】。敬語は「呉みしぇーん(下さる)」。
ぐー
①相棒
ぐる。【伍(ぐー)】②二つで組になった物。【偶(ぐー)】。③碁。④数字の「五(ぐー)」
くーが
①卵
「たまぐ(卵)」と言う方が丁寧。②金玉。睾丸。
くーす
普通は「泡盛(あーむい)」の古酒を指す
【古酒(くーす)】
沖縄最古の蔵元と云われている新里酒造は沖縄市にあるんです!
新里酒造
くーばー
蜘蛛
九州地方の言葉では「コブ」という。
くーぶ
昆布
くぇーゆん
肥える
太る。【肥(くぇー)ゆん】
くがに
黄金
金(ゴールド)はまれに「金(ちん)」というが、「黄金(くがに)」が良く使われる。
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くがにー
シークヮーサー(酢食さー)の異名
くくぬち
九(ここの)つ
【九(くくぬ)ち】。「9」は「くくぬち」ではなく「くー」と言う。
くし
①背中
②腰。③後ろ。【「腰(くし)」が「背面」へ転義】
くし
櫛(くし)
歯の密な櫛。普通の櫛は「捌(さばち)」と言う。
くし
くせ(癖)
「酒癖(さきぐし)」。「嫌(や)な癖(ぐし)」は「悪い癖」。
くじゅ
去年
【去年(こぞ)から去年(くじゅ)】
くたんでぃゆん
くたびれる
一時的な疲れは「をぅたゆん」。【草臥(くたび)れる、から草臥(くたん)でぃゆん】
くにぶ
みかん(など柑橘類の総称)
「かーぶちー」「おーとー」「たるがよー」など。【九年母(くにぶ)】
ぐまー
小さい物{者}
【細(ぐまー)】。「まぎー」の対。
ぐまさん
小さい
【細(こま)さ+あり。細(ぐま)さん】
くみをぅどぅい
琉球古典劇
【組踊(くみをぅどぅい)】。「くみおどり」は表記であり発音ではない。
くゎっくゎっすん
(ただ見えない様)隠す
秘密などを隠す事は「隠すん」という。
くゎっちー
ごちそう
【活計(くゎっちー)】
くわっちーさびたん
ごちそうさまでした
【活計(くゎっちー)さびたん】
くわっちーさびら
いただきます
「ごちそうになります」という意味。【活計(くゎっちー)さびら】
くゎらくゎら
(陽射しが)カンカン
「カンカン」は、うちなーぐちではない。

【こ】

こーさー
(頭部を)中指の第二関節を曲げ打つ事
「めーごーさー」、「しんりごーさー」などもある。
ごーやー
ニガウリ
八重山語では「ゴーヤ」だが、うちなーぐちは語尾に音引きを付け「ゴーヤー」。

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「さ」行

【さ】

さーしぬっくゎ
カギ
【鎖(さーし)ぬっ子(くゎ)】
さーたー
砂糖
普通は白ではなく黒砂糖(くるじゃーたー)を指す。
さーたーあんだぎー
菓子の名
【砂糖(さーたー)油揚(あんだぎー)】首里は「あんだーぎー」と発音。
さとぅ
{文語}(男の)恋人
口語では使用不可。【里(さとぅ)】
さとぅめー
{文語}(男の)恋人
口語では使用不可。里(さとぅ)の敬語。【里前(さとぅめー)】
さば
①ぞうり
②サメ。
さばち
くし(櫛)
歯の密でない櫛を指す。【捌(さばち)】
さばに
丸木舟
くり舟。「くいふに」とも言う。
さんしん
中国の三絃楽器を琉球国で改良したもの
三線

コザの三線屋 新崎太鼓三味線店     池武当新垣三線店   照屋林助三線店

【し】

しーさー
(屋根・門柱などに置く魔除けの)獅子像
しーじゃ
①年上
②年上の兄弟。「○○先輩」という呼びかけには使えない。
しーじゃー
(たきぎに使われる)椎(しい)の木
しーばい
小便
【日本語古語の尿(ゆばり)から尿(しーばい)】
しーぶん
おまけ
【添分(しーぶん)】
じーまーみー
ピーナッツ
落花生。【地豆(ぢーまーみ)】
しーみー
清明(二十四節気の一つ)
墓参「清明祭」は「御清明(うしーみー)」と首里では言う。
しかー
臆病者
しかむん
臆病になる
びくびくする。
しし
普通は豚肉を指す
日本語古語の肉[宍](しし)と同源。
しちぐゎち
①七月。
②御精霊(うそーろー)の俗称
してぃみてぃ
「すとぅみてぃ」、「ひてぃみてぃ」とも発音する。
してぃみてぃむん
朝食
「すとぅみてぃ」、「ひてぃみてぃ」とも発音する。【日本語古語「つとめて」】
じゅーしー
①炊き込みご飯
②雑炊。おじや。【雑炊(じゅーしー)】
しらんっちゅ
①知らない人
②(幼児の)人見知り。【知らんっ人(ちゅ)】
しらんふーなー
知らんふり
知らぬふり。
しわ
心配
「心配(しわ)」は当て漢字。【世話(しわ)】
じん
お金。【銭(じん)】
じんぶん
知恵
「存分持ち(じんぶんむち)」は「知恵者」のこと。【存分(じんぶん)】

【す】

すーじ
お祝いの宴会
「御祝儀(ぐすーじ)」は敬語。【祝儀(しゅうぎ)が、祝儀(すーじ)】
すーじ
横町
「小路小(すーじぐゎー)」とも言う。【小路(しょうじ)が、小路(すーじ)】
すとぅみてぃ
「ひてぃみてぃ」、「してぃみてぃ」とも。【日本語古語「つとめて」】
すとぅみてぃむん
朝食
「ひてぃみてぃむん」、「してぃみてぃむん」とも言う。
すぬい
もずく
【す?+海苔(のり)。す海苔(ぬい)】
すば
沖縄そば
由来の「支那蕎麦」の原材料は小麦粉のみ。【蕎麦(すば)】
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【そ】

そーき
あばら
【〔和名抄〕に「歴草(そふき)」とあり、「牛馬のわきの骨」を指す。】

「た」行

【た】

たーち
二(ふた)つ
【二(たー)ち】。「2」は「たーち」ではなく「にー」という。
たーちゅー ふたご
たい
二人
【「ふたり」が「ふたい」と変化し、語頭が脱落「二人(たい)」】
たとぅ
二年
【二(た)年(とぅ)】
たんめー
おじいさん
【たん前(めー)】。「じじ」「じじい」「じいちゃん」は「うすめー」。

【ち】

ちぬ
つの(角)
【角(ちぬ)】
ちぬー
昨日
きのう。【昨日(ちぬー)】
ちばりよー
がんばれよ
「がんばれ」は「気張り」。【気張(ちば)りよー】
ちび
①尻
②物の下部。底。③しまつ。「ちびぬ無(ねー)ん」で「後始末しない」
ちぶる
【頭(つぶり)が、頭(ちぶる)】
ちむどんどん
胸騒ぎするさま
胸がどきどきするさま。
ちゃんぷるー
基本は豆腐入り野菜炒め
しかし、豆腐無し素麺炒めもちゃんぷるーと呼べる。
ちゅい
1人
【「ひとり」が「ひちゅい」と変化し、語頭が脱落「一人(ちゅい)」】
ちゅー
①今日
②「今日拝なびら」への返事(年下に使う)。
ちゅーをぅがなびら
こんにちは
こんばんは。おはようございます。24時間使える丁寧な挨拶。【今日(ちゅー)拝(をぅが)なびら】
ちゅーかー
急須
土瓶。本来、酒を注ぐ土瓶は「酎家(ちゅーかー)」、茶は「茶家(ちゃーかー)」と言った。
ちゅとぅ
一年
【「一(ちゅ)」+「年(とぅ)」】
ちゅらかーぎ
美貌
【清ら影(ちゅらかーぎ)】
ちゅらかーぎー
美人
【清ら影(ちゅらかーぎー)】
歴代のコザの美人(ちゅらかーぎー)特集ページはこちら⇒歴代ミスハイビスカス
ちゅらさん
美しい
綺麗{清潔}である。「美ら」は当て漢字。【清(ちゅ)らさん】
ちょーでー
兄弟
【兄弟(ちょーでー)】
ちるだい
失望
落胆。がっかり。【弦(ちる)だい】

【て】

てぃー
①手
②空手。空手は本来単に「てぃー」、また「唐手(とーでぃー)」ともいう。
てぃーあんだ
念入りに料理する
【手油(てぃーあんだ)】
てぃーさーじ 手ぬぐい
てぃーじくん
握り拳
げんこつ。
てぃーだ
太陽
てぃーち
一(ひと)つ
【一(てぃー)ち】。「1」は、うちなーぐちでも「いち」という。
てぃーら
照屋
地名・人名の【照屋(てぃーら)】
てぃがねー
手伝い
【手適(てぃがねー)】
でぃきやー
秀才
【出来(でぃき)やー】
てぃぐま
手先が器用なこと
【手細(てぃぐま)】
てぃびち
足てぃびちに豆腐・大根などを加えた料理
発音は「てびち」ではなく「てぃびち」。
てーく
太鼓
【太鼓(てーく)】
でーくに
大根
【大根(でーくに)】
てーげー
①大体
「大概ないん(大体できる)」②相当。「大概ないん(相当できる)」。【大概(てーげー)】
でーじ
大ごと
「大事にする」は「大切(てーしち)にすん」と言う。【大事(でーじ)】
てーふぁ
冗談
中国語「大話」から来ているという説がある。
てーふぁー 冗談を言う人
てーら
平良
地名・人名の「平良」、「田井等」。

【と】

とぅー
①十
とお。②10歳。
とぅーじ
①通訳【通事(とぅーじ)】
②冬至【冬至(とぅーじ)】
とぅじ
【日本語古語「戸主」と「刀自(とじ)」が「戸主(とぅじ)」、「刀自(とぅじ)」】
どぅし
友だち。「友」は「とぅむ」と読む。【同士(どぅし)】
とぅしぬゆーる
大みそか
首里では「とぅしぬゆる」と発音する。【年(とぅし)ぬ夜(ゆーる)】
とぅしびー
(首里式)旧暦1月2日~13日迄各人生まれた十二支と重なる日を祝う
年の十二支と重なれば「生まり年(ぅんまりどぅし)」。
とぅすい
年寄り
【年寄(とぅすい)】
てぃがねー
手伝い
【手適(てぃがねー)】
とぅちー
時計
【時計(とぅちー)】
とぅっくい
とっくり
【徳利(とぅっくい)】
とぅるばいん
ぼんやりする
ちなみに「とぅるばる」は、うちなー大和口(やまとぅぐち)」。
とぅんじー
冬至の日に行う祭り
二十四節気の「冬至」は「とぅーじ」と発音する。
とぅんじーじゅーしー
冬至の日に先祖に供える田芋を入れた雑炊
【冬至雑炊(とぅんじーじゅーしー)】
とぅんじーびーさ
冬至(とぅーじ)の頃急に寒くなる寒さ
【冬至(とぅんじー)冷(びー)さ。】
とぅんたちゐー
うんこ座り
中腰でもなく蹲踞(そんきょ)でもない。【飛(とぅ)ん立ち居(ゐー)】
とー
①さあ。
それ。②もういい。よし。③中国。【中国は唐(とー)】
とーかち
①斗掻き
②米寿。八十八歳のお祝い。【斗掻(とーかち)】
とーしん
中国から来る船
【唐船(とーしん)】
とーたび
①中国への旅
②亡くなることの婉曲表現。【唐旅(とーたび)】
とーとーめー
①祖先の位牌
②{小児語}お月さま。【尊御前(とーとーめー)】
とーびーらー
ゴキブリ
「ふぃーらー」ともいう。

「な」行

【な】

なーしび
なすび
【茄子(なーしび)】
なーび
「三めー鍋(さんめーなーび)」「四んめー鍋(しんめーなーび)」などがある。
なーひん
もっと
さらに。「なーふぃん」とも発音される。
なーべーらー
(食する)へちま
那覇の一部では「なびらー」とも言う。
ないちゃー
(侮蔑語)日本人野郎
日本語「内地」、おきなわ語接尾辞「あー」との融合語。
ながに
背中
「くしながに」ともいう。
なかみ
{食品名}豚の胃腸
この肉を使った料理を本来は「中身ぬ吸物(なかみぬしーむん)」という。
なかゆくい
中休み
【中憩(なかゆく)い】
なだ
「涙(なだ)ぐるぐるー」で「涙ぐむさま」。「涙そーそー」は「涙ぽろぽろ」。
なち
なちかさん
①悲しい
②懐かしい。【「懐かし」の特殊化。懐(なち)かさん】
なちぶさー 泣き虫
ななち
七(なな)つ
【七(なな)ち】。「7」は「ななち」ではなく「しち」という。
なびげー
おたま
しゃくし。汁をすくうもの。【鍋匙(なびげー)】
なんくる
自然に
「なんとかなるさ」は「なんくるないさ」で語尾に音引きは付けない。
なんじゃ
【南鐐(なんりょう)が銀(なんじゃ)】
なんちち こげて鍋などに付いたもの
なんとぅーんーす
もち米の粉に味噌や黒糖などをまぜた餅
【納豆(なんとぅー)味噌(んーす)】

【に】

にーしぇー
青年
【二才(にーしぇー)】
にーびち
①結婚式
②結婚。【根引(にーび)ち】
にーぶ
ひしゃく
「北斗七星」は「にーぶ小星(にーぶぐゎーぶし)」と言う。
にーぶい
眠気
強い眠気を「眠(にーぶ)いかーぶい」と言う。【眠(ねぶ)り、が眠(にーぶ)い】
にーぶやー
しょっちゅう眠たがる・眠そうな人
寝坊助。【眠(にーぶ)やー】
にし
古来日本語と同様「西」の意もあったが現在「西」は「いり」
にじり
日本語古語「右(みぎり)」から右(にじり)
にっか
(時間が)遅く
「にっかないん(遅くなる)」。速度には「にーく」という。
にぬふぁぶし
(文語)北極星
口語では「子ぬ方星(にーぬふぁぶし)」と発音する。
にふぇーでーびる
ありがとうございます
「美拝」「三拝」の字もある。【御拝(にふぇー))でーびる】
にらいかない
{文語}海の彼方の楽土
口語では「にれーかねー」と言う。

【ぬ】

ぬーし
持ち主
主人。【主(ぬーし)】
ぬーじ
【日本語古語「のじ」】
ぬち
文語は「命(いぬち)」という。【命(ぬち)】
ぬちぬうや
命の恩人
【命(ぬち)ぬ親(うや)】
ぬちゃーしー
(行事・宴などの)金銭・物品を持ち寄ること
【抜合(ぬちゃー)しー】

「は」行

【は】

ばーき
ざる
かご。
はーべーるー
蛾。文語は「はべる」「はびる」と言う。
ぱーらんくー 片面張りの小太鼓
はーりー 旧暦5月4日に行う爬竜船競漕
はいさい
士族は使わない那覇平民言葉
適訳は「やあ」とか「どうも」。男性語。
はいたい
士族は使わない那覇平民言葉
適訳は「やあ」とか「どうも」。女性語。
はごーさん
①汚い
②くすぐったい。③下品。「はごー(きたな…)」は語尾抜け言葉。
はじち
女性が結婚後手の甲にした入れ墨(明治期に禁止)
【針突(はぢち)】
はじちらー
恥知らず
【恥切(ち)らー】
ばっぺー
間違い
「ばっぺーゆん(間違える)」。「ばっぺーたん(間違えた)」。
はなひち
那覇言葉で(鼻)風邪
首里言葉は「はなしち」と言う。【鼻ひち】
はまいん
励む
没頭する。精を出す。専念する。
はりゆん
晴れる
「雨が止む」は「あみぬやむん」ではなく「雨ぬ晴りゆん」という。
ばんない
どんどん
勢いがよいさま。那覇言葉のようで首里士族は使わない。

【ひ】

ひーさん
寒い
「ふぃーさん」とも発音。「冷たい」は「ひじゅるさん」。【冷(ひー)さん】
ひーじゃー
やぎ
「ふぃーじゃー」とも発音する。(小児語)べーべー。
ひーらー
ゴキブリ
油虫。「ふぃーらー」とも発音される。「とーびーらー」とも言う。
ひさ
【膝(ひざ)」からか?】。ちなみに「膝」は「ちんし」と言う。
ひじゅいん
冷える
冷たくなる。冷める。【冷(ひ)じゅいん】
ひじゅるー
冷たい人(物)
【冷(ひ)じゅるー】
ひじゅるさん
冷たい
【冷(ひ)じゅるさん】
ひっちー
①一日。
一日中。②しょっちゅう。②は那覇言葉のようである。
ひてぃみてぃ
「すとぅみてぃ」、もしくは「してぃみてぃ」とも発音する。【日本語古語「つとめて」】
ひてぃみてぃむん
朝食
「すとぅみてぃむん」、もしくは「してぃみてぃむん」とも発音する。
ひら
首里言葉は「ふぃら」と発音。
ひんすー
貧乏
「ふぃんすー」とも発音される。【貧素(ひんすー)、貧相(ひんすー)】

【ふ】

ふーいりちー
麩を使った炒め物
「麩ちゃんぷるー」とも言う。【麩炒りちー】
ぶーさー
①菩薩
②じゃんけんの一種。親指→人差指→小指→親指に勝つ。
ふーちばー よもぎ
ふーる
便所
首里は「ふる」と短く発音。お手洗いは「手水(ちゅーじ)」
ふぇー
①南
【南(ふぇー)】。②南風。【南風(ふぇー)】③蠅。【蠅(ふぇー)】④灰。【灰(ふぇー)】
ふぇーし
歌の合間に入れる「はやし(囃子)」
「へーし」とも発音する。【囃子(ふぇーし)】
ふぇーれー
追いはぎ
【憊懶(ふぇーれー)】
ふしぬやーうちー
流れ星
【星(ふし)ぬ屋移(やーうちー)】
ぶちくん
①卒倒
気絶。②気分が悪く、元気がないこと。【不[無](ぶ)気根(ちくん)】
ぶちだん
普通は仏像無しの先祖の位牌をまつる壇を言う
【仏壇(ぶちだん)】
ふちゃぎ
八月十五夜に仏壇や火ぬ神に供える餅
【吹上(ふちゃぎ)】
ぷっとぅるー
のり状に作った料理
「素麺(そーみん)ぷっとぅるー」などがある。
ふゆー
怠け
「不用(ふゆー)すん」で「怠ける」。【不用(ふゆー)】
ふゆーなー
不精者
怠け者。「不用な者(むん)」ともいう。【不用(ふゆー)なー】
ふらー
馬鹿者
「ふり者(むん)」とも言う。
ぶりぶし
群星
たくさんの星。【群星(ぶりぶし)】
ふゎーうた
流行歌
民謡。古典音楽を指す「大節(うふぶし)」の対。【端唄(ふゎーうた)】
ふゎーふじ
祖父母
【母(はは)+大父(おほぢ)から母大父(ふぁーふじ)】
ぶんじらー
棒切れ
【ぶん切(ぢ)らー】
ふんでー 元は「~放題」を指すが、現今は子どものわがままを言う

【へ】


べー
いやだ
拒絶する時に使う。喧嘩の時は「べーひゃー」「べーるひゃー」と言う。
ベーベー (小児語で)やぎ
ベーベー (小児語で)きたない物

「ま」行

【ま】

まーさん
おいしい
敬語は「うんしらーさん」と言う。【旨(まー)さん】
まーす
【真塩(まーす)】
まーすん
回す
ただし、「死ぬ」と同音なので「巡(みぐ)らすん」を多く使う。
まーすん
死ぬ
亡くなる。「死ぬん(死ぬ)」より丁寧。「死ぬん」は動物に使う。
まーみな
もやし
【豆菜(まーみな)】
まぎー
大きい物{者}
「細(ぐまー)」の対。
まぎさん 大きい
まじむん
積む
「蠱物(まじむん)」とはアクセントが異なる。【真積(まじ)むん】
まじむん
魔物
妖怪。【日本語古語「蠱物(まじもの)と同源であろう。蠱物(まじむん)】
まじゅん
一緒に
「まじゅーん」とも発音される。那覇では「まんじゅん」とも言う。
まちぐゎー
小規模の市場
「市(まち)」は大規模の市場。【市小(まちぐゎー)】
まちぶいん
①巻き付く
②(子が母に)付きまとう。③(男女が)絡み合う。
まちや
「書物(すむち)町家」だと「書店」という意味になる。【町家(まちや)】
まちやぐゎー
小さい店
小店舗。【町家小(まちやぐゎー)】
まちゅん
①待つ
②蒔く。③巻く。「待つ・蒔く」と「巻く」はアクセントが異なる。
まっとーば
①まっすぐ
②正しい。
まっとーばー
①まっすぐな物
②単純な人。馬鹿正直な者。
まやー
まやーぐち
猫舌
【猫口(まやーぐち)】

【み】

みーいんでー
ものもらい
目(みー)いんでー
みーかがん
①眼鏡
「がんちょー」ともいう。②水中メガネ。これは「がんちょー」とはいえない。
みーこーがー
疲れて目がくぼむこと
目(みー)こーがー
みーち
三(み)つ
【三(みー)ち】。「3」は、うちなーぐちでも「さん」という。
みーとぅ
めおと(夫婦)
【夫婦(みーとぅ)】
みーとぅんだ
夫婦
【夫婦(みーとぅ)んだ】
みーぬしん
瞳(ひとみ)
【目(みー)ぬ芯】
みーはんだー
期待はずれ
「みーはんじゃー」という地域もある。
みじ
みじらさん
珍しい
【珍(みじら)さん】
みんたま 目の玉
みんたまー
目の大きい人
あまり良い意味では使わない。

【む】

むい
山。高くもり上がっている所。【森(むい)。杜(むい)】
むーち
六(む)つ
【六(むー)ち】。「6」は「むーち」ではなく「るく」という。
むーちー
旧暦12月8日に子供達に餅を作り与える行事
またその時の餅。「餅」は「むち」。
むち
「むーちー」とは普通の餅には言わない。【餅(むち)】
むぬいー
ことば使い
「むにー」とも言う。【物言(むぬいー)。物言(むにー)】
むりぶし(むるぶし)
八重山語で群星のこと
うちなーぐちでは「群星(ぶりぶし)」と言う。
むる
①皆
全部。②まるで。まったく。【諸(もろ)、が諸(むる)】

【め】

めーごーさー
(前頭部を)中指の第二関節を曲げ打つ事
頭部の局部問わず打つ事は「こーさー」。
めーにち
毎日
「めーなち」とも言う。
めんしぇーびり
いらっしゃいませ
「いめんしぇーびり(いらっしゃいませ)」の方が丁寧。
めんそーり
いらっしゃい
「めんそーれー」も「めんそーり」も「いらっしゃいませ」ではない事に注意。
めんそーれー
いらっしゃいよ
親しい年上に使う言葉。「参ん候」というのは間違った当て字。

「や」行

【や】

いゃー
お前
首里・那覇の発音では「やー」は「家」となる。項目「い」にも記載。
やー
①家
②(呼び掛け・同意)なあ。ねえ。③(念押し・確認)ね。※「いゃー」との混同に注意。
やーち
八(や)つ
【八(やー)ち】。「8」は、うちなーぐちでも「はち」という。
やーにんじゅ
家族
【家人数(やーにんじゅ)】
やーるー やもり
やちむん
焼き物
【焼物(やちむん)】
やっくゎん
①やかん
②(形が似ているので)金玉。睾丸
やっけー
厄介
【厄介(やっけー)】
やっさん (値段が)安い
やっちー
おにいさん
「にいちゃん」「あんちゃん」は「あひー」「あふぃー」という。
やな‐
悪い意を表わす接頭辞
嫌(いや)の語頭「い」の脱落であろう。嫌(や)な。
やなー
悪い物{者}
【嫌(や)なー】
やまとぅ
日本
【大和(やまとぅ)】
やまとぅぐち
日本語
【大和口(やまとぅぐち)】
やまとぅぐゆみ
新暦
太陽暦。【大和暦(やまとぅぐゆみ)】
やまとぅんちゅ
日本人
【大和ん人(ちゅ)】
やむん
痛む
「ここが痛い」は「くま病むん」という。【病(や)むん】

【ゆ】

ゆいまーる
日本語「結」と、うちなーぐち「まーる(順番)」の混合語
うちなー大和口。「ゐーまーる」参照。
ゆーしったい
ざま見ろ
いい気味だ。「ゆーした」ともいう。
ゆーち
四(よ)つ
【四(ゆー)ち】。「4」は「ゆーち」ではなく「しー」という。
ゆくいん
①休む
②寝る。③横になる。【憩(いこ)う、が憩(ゆく)いん】
ゆくし
うそ
【日本語古語の讒(よこ)す、が讒(ゆくし)】
ゆくしむにーさー
うそつき
【讒物言者(ゆくしむにーさー)】
ゆた
民間巫者
源不明だが「ゆんたー(お喋り)」と「ゆたみちゅん(揺れ動く)」説あり。
ゆぬむん
同じ物
「ゐぬ物」とも発音される。【様(ゆ)ぬ物(むん)】
ゆる
那覇言葉では「ゆーる」。
ゆんたく おしゃべり
ゆんたくー おしゃべりな人
ゆんたくひんたく
「ゆんたく」を強調した語
べらべら。「ゆんたくはんたく」とも言う。

【よ】

よーがらー やせている人
よーんなー
ゆっくり
首里・那覇言葉では「よんなー」とは言わない。

「ら」行

【り】

りっか
さあ(行こう)
「りっかー」「でぃっかー」「りちゃ」「でぃか」「でぃちゃ」とも。
りんち
男女間の嫉妬
「でぃんち」とも発音。【悋気(りんき)が悋気(りんち)】
りんちゃー
やきもちやき
【悋気屋(りんちゃー)】

【る】

るーか
琉歌
「りゅうか」は日本語の発音。琉歌の大半は30音で詠まれる。30文字ではない。
るーちゅー
琉球
「りゅうきゅう」は日本語の発音。【琉球(るーちゅー)】
るぐゎい
アロエ
【蘆薈 (ろかい)、が蘆薈 (るぐゎい)】

「わ」行

【わ】

わかいん
分かる
理解する。
わかいん
分かれる
別々になる。
わしゆん
忘れる
「忘(わしー)ん」とも。【忘(わし)ゆん】
わじゆん
怒る
「沸じーん」ともいう。【沸じゆん】
わた
お腹
日本語の「腸(わた)」と同源であろう。
わちゃく
いたずらすること
【日本語古語の「わやく」】
わっさん
悪い
【悪(わ)っさん】
わったー
私達
私達の。【我っ達(わったー)】
わらび
子ども
【童(わらび)】
わらゆん
笑う
「笑いん」ともいう。
わん
「私が」は「わんが」ではなく「わーが」という。【我ん】

【ん】

んーじゅん
①見る
②・・・して見る。【見(んー)じゅん】
んかし
【昔(んかし)】
んけーゆん
迎える
「迎(んけー)いん」ともいう。【迎(んけー)ゆん】
んじ (魚・花・木片などの)とげ
んじゃさん
苦い
【苦(んじゃ)さん】
んじゃな
(植物)ホソバワダン
【苦菜(んじゃな)】
んじゅ
みぞ(溝)
「んーじゅ」とも発音する。【溝(んじゅ)】
んす
味噌
那覇では「んーす」と発音。【味噌(んす)】
んすなばー
不断草
「んーすなばー」とも発音する。【味噌菜葉(んすなばー)】
んぞ
{文語}(女の)恋人
口語では使用不可。【無蔵(んぞ)】
んちゃ
那覇では「んーちゃ」と発音。
んちゃ
なるほど
ほんとに。「んちゃ、あんやさ(ほんと、そうだ)」。
んな
から(空)
「空手(んなでぃー)」は「手ぶら」。【空(むな)、が空(んな)】
んなとぅ
【港(んなとぅ)】
んに
【胸(んに)】
‐んぱー
拒否を表す接尾辞
「行かんぱー」で「行くのを嫌がる」。
んぱ
(拒絶・拒否を表す)いや
「んーぱ」「んば」とも。
ぅんじ
そうか?
ほんと?「ぅんじ、あんやみ(ほんと、そうなの)」。
ぅんじゅ (植物)伊集(いじゅ)の口語
ぅんな
(小児語)うんち
糞は「くす」と言う
ぅんに
【稲(ぅんに)】
ぅんぶしー
野菜・豆腐・豚肉などを煮込んだ料理
「ぅんぶさー」とも。
ぅんま
①馬
②三線・琴のこま。③十二支の午。④そこ。そっち。⑤その方。
ぅんまが
【孫(ぅんまが)】
ぅんまりどぅし
(首里式)「年日(とぅしびー)」で、その年の十二支と重なる日は「生まり年(ぅんまりどぅし)」といい盛大に祝う
「生年(そーにん)」ともいう。「生年(せいねん)祝い」というのは日本語でよんだ言い方。
ぅんまりびー
誕生日
「生まり日(ぅんまりびー)」と書く。
ぅんみ
①梅
②膿(うみ)。「海」は日本語と同音「うみ」と発音。
ぅんみー
お姉さん
「ねえちゃん」は「あばー」という。
ぅんむ
いも(芋)
【芋(ぅんむ)】
ぅんむくじぷっとぅるー
芋葛の料理
【芋葛(ぅんむくじ)ぷっとぅるー】
当「うちなーぐち(沖縄語)辞典」について

 

01.琉球諸島(奄美大島―与那国島)にはユネスコによれば、奄美、国頭、沖縄、宮古、八重山、与那国の6言語あり、その総称を「琉球諸語」という。当サイトでは沖縄語のみを扱う。

02.沖縄語と日本語混交の「うちなーやまとぅぐち(沖縄語的日本語)。例・おばあ。ゆくる。たっぴらかす等」は、当サイトではほとんど扱わず、本来のうちなーぐちを掲載した。

03.語彙、また特有の表記(ゐ、をぅ、うゎ等)は主に『沖縄語辞典』(国立国語研究所編)を参考にした。

04.沖縄語はうむるそーし(おもろさうし)、組踊等500年近く漢字平仮名まじりで書かれてきた歴史がある。

05.【】の中は慣用的漢字表記と語源についての情報である。その大半は、半田一郎(1999)『琉球語辞典』大学書林、を参考にした。

当サイトはうちなーぐち(沖縄語)辞典と称する割に簡略的なのは諸事情によるものなのでご容赦願いたい。なお参考文献もサイトの都合上割愛した。

監修:比嘉 光龍(バイロン)
1969年生まれ。アメリカ人の父とウチナーンチュの母を持つが生粋のコザンチュ。
沖縄の唄・三線奏者として活動するかたわら、ウチナーグチ講座で講師を務めたりとウチナーグチの復興、そして次世代へ受け継ぐ為の活動も行なう。