コザ運動公園
寒さの厳しい11月から3月までの間、数多くの本州を拠点とするスポーツ団体が当運動公園にて合宿を行います。平成24年度には約57団体、計5380名の選手が訪れ、陸上競技場にてトレーニングに励みました。多くのスポーツ選手から支持を受けている理由は、コザ運動公園が日本陸上競技連盟公認第1種競技場に指定されていること以外にもあります。
まず、新しい器具の導入に積極的であること。トレーニングルームには様々な器具が並び、「高気圧酸素キャビン」も備えています。プロスポーツ選手にも愛用者の多いキャビンは、その中に入って高濃度酸素を吸入することでからだの隅々の細胞にまで酸素が行き渡り、怪我の回復を助けます。また、疲労物質の乳酸を分解・除去する効果もあり、疲労回復も見込めます。
他にも、内陸部にあるため風の状況を受けにくく、トレーニングの成果が出やすいこと、施設利用料が安価であること、高速のインターからほど近いという立地の良さなども人気の理由として挙げられます。
27万平方メートルの敷地内には野球場やサッカー場、武道館といった13施設が集まっており、雨天時には施設内の体育館や屋内練習場へすぐに移動できるという利点もあります。人工芝コートにリニューアル予定のサッカー場はFC琉球の、体育館は琉球ゴールデンキングスの公式試合会場となっており、白熱の試合を観戦しようと多くの観客が詰めかけます。
広島東洋カープのキャンプ地としても知られているように、アマチュアのスポーツ団体だけでなく、プロスポーツ選手も納得の複合体育施設だと言えるでしょう。
また、広大な敷地は祭りにも最適で、沖縄を代表する祭り「全島エイサー祭り」の会場としても活用されています。