KIDS CULTUREこども文化

沖縄こどもの国

全国でも珍しい「象の散歩」を驚くほど間近で見られるのが、沖縄こどもの国の魅力。平日の夕方になると、動物園のマスコット的存在であるインド象が檻の外へ出て散歩をします。ライオンやトラといった危険動物と同様に間接的に飼育されることの多い象ですが、沖縄こどもの国では動物のからだに触れる「直接飼育」方式で育てられています。この難易度の高い飼育方法が実現できるのは、象との信頼関係をしっかり築いたからこそ。象がインドから沖縄にやって来た際、飼育担当者らが象舎でともに寝泊まりしながら、現地の象使いより調教法を学んだのです。

本土復帰を記念し、1972年に県内唯一の大規模動物園として開園した沖縄こどもの国は、2004年に「人づくり、環境づくり、沖縄の未来づくり」をキャッチフレーズにリニューアル。ボランティアをはじめとした市民参画の拠点・チルドレンズセンターに加え、ワンダーミュージアムもオープンしました。
ワンダーミュージアムとは、子どもたちの体験学習を刺激する展示とプログラムを行うアメリカ発祥の教育施設「チルドレンズミュージアム」の呼称です。学校教育との連携もはかり、遊びの中で科学を学ぶワークショップも行っています。

地域に根ざした園であることを目指す沖縄こどもの国では、アグー(豚)やチャーン(鶏)、ヒージャー(ヤギ)、琉球犬といった、大隅諸島から八重山諸島まで弧状に連なる島列「琉球弧」にのみ生息する動物の生育や繁殖にも力を入れてます。

また、2013年には琉球競馬「ンマハラセー」を約70年ぶりに復活させるという企画も行われました。速さだけでなく走る姿の優美さも競うという琉球王朝時代からの伝統行事は、1943年の開催を最後に途絶えており、開催時にはその復活を喜ぶ多くの観客が詰めかけました。

 

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